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「かわいいコックさん」商標につきまして
「かわいいコックさん」は、昔から全国で親しまれている絵描き歌です。
幼い頃に口ずさんでいたこの絵描き歌に思いをはせ、テレビや本でいろいろと紹介されているのにかかわらず、このコックさんが「キャラクター」として自立しておらず、商品化もされていないことに気づきました。
そこで「かわいいコックさん」の商品化を思い立ち、出版社に問い合わせたり、また文化庁に出向いたりして調査をしましたが、結論は「原作者不明」ということでした。いくつかの出版社がコックさんを絵描き歌の教材本として掲載していますが、当時の出版社の人たちにも「商品化権」については誰にもわからない状況でした。
弁理士事務所に相談しましたところ、「かわいいコックさんという名称」と「独自に描き起こしたイラスト形状」を商標申請することは可能、という回答をいただき、自社で商品化するための安全策として商標申請に踏み切り、このキャラクターを育ていこうと考えました。
弊社はあくまで、「かわいいコックさん」という名称と自社で描き起こした「イラスト」を使用して商品化をする権利を持っているにすぎません。
これまで、数々の出版社やテレビ局から問合せをいただいておりますが、弊社は「あくまで商品化の権利を有するのみで、他の自由使用を規制する権利はないと認識しています」と常に返答しております。
このキャラクターを育てたいと考えたゆえに、商標登録という手段を取ったまでで、第三者の権利や自由を規制するなどという非社会貢献的な考えはまったくありませんこと、ご理解いただきますよう、お願いいたします。
最後に、「コックさん誕生秘話」は、作家にお願いして書いてもらった、いわゆる創作です。
誕生の由来などが不明なため、その作家さんは、ご自分の知人やネットワークを通じて「ウワサ話」をリサーチし、自分のアレンジを加えながら書いてくれました。「江戸の落書き」の「私」とは、その作家さん、あるいは知人、もしくは創作上の私ということになりますが、作家さんの創作上の「私」すなわちフィクッションと理解しております。
当時からすれば欧米的な文化を盛り込んだ、異国情緒漂う絵描き歌。誰からどのように全国に伝播していったのかわからない不思議な魅力と謎に包まれているコックさん。
郷土歴史やおとぎ話、絵描き歌など専門的に調査研究されている方々がいつかコックさんの誕生の由来などを説き明かしていただけることを切に願っています。
神奈川県川崎市多摩区宿河原 4-21-15 コスモステージ宿河原218号
株式会社オムテモワン 代表取締役 松田 金二
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